◎アンマンの検察当局は共同住宅の所有者を含む3人が起訴されたと発表した。認否は明らかにされていない。
ヨルダンの国営ペトラ(Petra)通信は14日、首都アンマンで発生した4階建て共同住宅の崩壊事故について、これまでに9人の死亡を確認し、まだ多くの住民が瓦礫の下に取り残されていると報じた。
ビルは13日に倒壊した。警察はビルの所有者とメンテナンス業者の技術者2人を逮捕したと伝えられている。
ペトラ通信によると、これまでに10人が救助されたという。崩壊の原因は明らかにされておらず、警察が捜査を進めている。
ペトラ通信の取材に応じた住民の女性は、「床が割れ、子供と一緒に落ちた」と説明した。「近くのソファが瓦礫から身を守ってくれました...」
女性と息子(13歳)の命に別状はなかった。
医療機関に搬送された男性も「床が突然割れた」と証言している。
アンマンの検察当局は共同住宅の所有者を含む3人が起訴されたと発表した。認否は明らかにされていない。
また検察は崩壊の原因を究明する技術委員会を設置すると合わせて発表した。
ペトラ通信によると、救助隊は24時間体制で行方不明者を捜索している。住民の数は明らかにされていないが、ペトラは10数人と連絡が取れていないと報じた。
この共同住宅はアンマンの中でも古い地区にある。この地区は比較的裕福な住民や外国人居住者に人気があるという。