◎国営テレビによると、カミーロ氏はベネズエラの首都カラカスを訪問中、心臓発作を起こしたという。
キューバ当局は30日、伝説の革命家チェ・ゲバラ(Che Guevara)の息子であるカミーロ・ゲバラ(Camilo Guevara)氏が亡くなったと発表した。享年60歳。
国営テレビによると、カミーロ氏はベネズエラの首都カラカスを訪問中、心臓発作を起こしたという。
カミーロ氏はチェ・ゲバラの3番目の子供であり、母と共に首都ハバナにあるチェ・ゲバラ研究センターの所長を務めていた。
チェ・ゲバラはアルゼンチン生まれの医師・政治家で、故フィデル・カストロ(Fidel Castro)と共にキューバ革命を率いた革命家である。
カミーロ氏は父を称える式典やイベントに時々顔を出す一方、国内のマーケティングキャンペーンにチェ・ゲバラのイメージを使用することに公然と反対してきた。
国営テレビによると、カミーロ氏はこの数年、公の場に姿を見せていなかったという。
キューバ共産党のディアスカネル(Miguel Diaz-Canel)大統領は自身のツイッターアカウントを更新。カミーロ氏をチェ・ゲバラの意思を推進する者と呼び、哀悼の意を表した。
カミーロ氏にはキューバの歌手(故人)との間にもうけた娘がいる。