◎この男性職員は鉄道公社のマネージャーと伝えられている。
タンザニアの現地メディアは23日、SNSでハッサン(Samia Suluhu Hassan)大統領の方針を批判した政府職員が解雇されたと報じた。
この男性職員は鉄道公社のマネージャーと伝えられている。
男性は解雇通知を受け取ったと日刊紙「ザ・シチズン」の取材で証言し、公共サービスの問題を取り扱う委員会に不服を申し立てるとした。
男性はモバイル送金への課税を検討しているハッサン氏に反対を表明した後、解雇通知を受け取ったと説明している。
解雇通知には「公共サービス法(2003年施行)違反で解雇する」と書かれていた。
ザ・シチズンによると、解雇通知は男性のSNS投稿に言及しておらず、どの投稿が解雇につながったかは不明。アプリにも言及していない。
さらに、この男性は別のSNS投稿でハッサン氏を中傷したと告発されている。ザ・シチズンによると、政府はこの男性がハッサン氏のワクチン政策を批判したことを違法と判断したという。
ザ・シチズンは鉄道公社の労働組合の話を引用し、「市民には意見を表明する権利があり、解雇に強く反対する」と報じた。
ハッサン氏は昨年3月、故マグフリ(John Magufuli)大統領の後任として同国初の女性大統領に就任した。
マグフリ氏は汚職を拒絶し政治から無駄を省くスタイルで市民の支持を集めたが、反対派の野党議員や活動家を力でねじ伏せ非難されることが多々あった。
ハッサン紙の政府スタイルはマグフリ氏と同じく市民ファーストだが、思慮深く思いやりがあると信じられている。