◎ジェットコースターはファイヤードラゴンというアトラクションで、対象年齢は大人同伴の場合は6歳以上、同伴なしは8歳以上。
ドイツの消防当局は11日、南部バイエルン州ギュンツブルクのレゴランドのジェットコースターで事故が発生し、31人が負傷したと発表した。
ドイツ通信社(dpa)によると、停車中のジェットコースターに別のジェットコースターが衝突したという。2つには合わせて38人が乗車しており、そのうち31人が負傷、14人が病院で診察を受け、1人が重傷と診断された。
レゴランドは11日、「直ちに全面的な調査を開始し、当面の間、ジェットコースターの運用を停止する」と声明を発表した。追突したジェットコースターが停止しなかった原因は調査中としている。
dpaは消防ヘリ3機が現場に投入されたと報じた。
消防によると、2人がジェットコースターから降りられなくなり、レスキュー隊に救助されたという。
現場で対応に当たったバイエルン赤十字社は声明で、「軽微な事故だった」と述べている。
レゴランドのウェブサイトによると、ジェットコースターはファイヤードラゴンというアトラクションで、対象年齢は大人同伴の場合は6歳以上、同伴なしは8歳以上。
乗り物は火を噴くドラゴンをイメージして作られ、暗いエリアを通過した後、最大時速29kmで屋外の大きく曲がりくねったコースを進む。
レゴランドは声明で、「スタッフは安全手順に従い、乗客を直ちに列車から避難させ、負傷者の救護に当たった」と述べている。
dpaによると、レゴランド内の救急医は事故後まもなく負傷者の応急処置を開始し、10分も経たないうちに警察と消防が到着したという。警察は園を封鎖し、現場検証を行っている。