▽民間航空局はスピリット航空およびジェットブルーと協議し、カパイシアンの空港へのフライトを再開することで合意したとしている。
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中米ハイチの暫定大統領評議会は21日、米国の格安航空会社スピリット航空とジェットブルーが北部カパイシアンの空港への定期便を再開する予定であると発表した。
それによると、評議会の委員らは民間航空局と首都ポルトープランスの国際空港の運航再開についても協議したという。
民間航空局はスピリット航空およびジェットブルーと協議し、カパイシアンの空港へのフライトを再開することで合意したとしている。
しかし、2社は運航再開の具体的な日程を明らかにしていない。
ポルトープランス空港はギャング間暴力の激化で閉鎖されたままだ。同空港は昨年12月に商業便の運航を再開したが、その後、治安部隊とギャングの戦闘が激化し、閉鎖された。
昨年11月にはスピリット航空の旅客機が着陸直前に地上から銃撃を受け、客室乗務員が軽傷を負う事件が発生した。
ハイチの治安は2021年7月のモイーズ(Jovenel Moise)大統領暗殺と同年8月に西部で発生したM7.2の大地震で崩壊し、破壊と暴力が蔓延している。
ポルトープランスでは3年前から複数のギャングが地域の支配権をめぐって血みどろの抗争を繰り広げている。
ポルトープランスの80~90%がギャングの支配下に置かれ、市内の学校、企業、公共機関はほぼ全て閉鎖。2つの主要刑務所もギャングの攻撃で崩壊し、4000人以上の受刑者が脱獄した。
ポルトープランスと周辺地域の暴力は昨年10月頃から激化。アルティボニット県では地元のギャングが複数の地区を襲撃し、市民少なくとも115人を虐殺した。逮捕者は出ていない。
最新のギャング間抗争は今月初め頃に発生。ポルトープランスの大部分を支配するギャング連合「ヴィヴ・アンサム(Viv Ansam)」と対立する複数のギャングが民間人を巻き込みながら支配地域の拡大を目指しているとされる。
ポルトープランス空港の閉鎖は特に南部と西部に住む人々の移動を著しく妨げている。これらの地域の住民は国際便を運航しているカパイシアンへ行くために、ギャングが支配するポルトープランスの幹線道路を通らなければならない。