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▽米国を目指していた多くの移民が南に向かうようになり、一部がパナマに流入。その多くがベネズエラ人である。
中米パナマ、首都パナマシティの国際空港(Getty Images)

中米パナマとベネズエラを結ぶフライトが約1年ぶりに再開する。パナマの航空当局が22日、明らかにした。

パナマのムリノ(José Raúl Mulino)大統領は昨年7月のベネズエラ大統領選でマドゥロ(Nicolás Maduro)大統領の勝利を認めず、両国の関係は一気に悪化。ベネズエラはパナマから外交代表部を引き揚げ、フライトを一時停止した。

米国をはじめとする西側諸国はベネズエラの選挙結果を広く非難。野党指導者ゴンザレス(Edmundo González)氏はスペインへの亡命を余儀なくされた。

ムリノ氏は22日の記者会見で、「ベネズエラ便の再開は最善の決断である」と語った。

同氏も航空局も運航再開の時期については明言していない。

またムリノ氏は「米国から追放されたベネズエラ移民を送り返すうえでも、大きな前進と言える」と述べた。

トランプ(Donald Trump)米大統領は不法移民と合成麻薬フェンタニルによる「脅威」を理由に、国際緊急経済権限法(IEEPA)に基づく国家非常事態を宣言。メキシコ国境に軍を展開し、軍用機で不法移民を送還するなど、様々な移民対策を導入している。

米国南部のメキシコ国境で25年3月に検挙された移民の数は7500人を下回り、過去最低を更新した。過去4年間の月平均は約15万5000人である。

米国を目指していた多くの移民が南に向かうようになり、一部がパナマに流入。その多くがベネズエラ人である。

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