◎パナマ運河の通常の航行数は1日平均36~38隻。
パナマ運河を航行する貨物船(Getty Images)

大西洋と太平洋を結ぶパナマ運河を航行できる船舶の最大数が1日32隻から31隻に減らされる予定だ。パナマ政府が1日、明らかにした。

運河庁によると、水不足の影響で閘門(こうもん)の管理に必要な真水の供給が減少したため、対応を迫られたという。

パナマ運河の通常の航行数は1日平均36~38隻。

大型の新しい閘門を通過できる船舶は1日9隻。旧式は1日22隻に限定される予定だ。

運河庁は喫水44フィート(約13.5メートル)まで運河を安全に航行できると保証している。

パナマ運河は8月、1日に閘門を通過できる船舶の数を32隻まで減らした。

地元メディアによると、首都パナマシティを含む一部地域で水不足が懸念されているという。給水制限の導入を検討している地区もあるようだ。

パナマの人口は約440万人。その約半数がパナマシティで生活している。

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