◎米国を目指す移民の多くが人身売買組織に数千ドルを支払い、陸路でメキシコ北部の国境を目指す。
メキシコ、米国への亡命を希望する家族(Getty Images)

メキシコ南部オアハカ州の高速道路で事故があり、カメルーンの移民2人を含む少なくとも3人が死亡、5人が負傷した。警察当局が4日、明らかにした。

それによると、死亡が確認されたのはカメルーン出身の男女を含む3人。もう1人の身元は確認中である。負傷した5人は病院に搬送され、治療を受けている。

事故の詳細は明らかになっておらず、警察が現場を封鎖し捜査している。

事故が起きた高速道路は米国への亡命を希望する中南米の移民がよく使うルートのひとつであった。

先月末には同州沖で移民船が転覆。アジア人とみられる8人の死亡が確認された。遺体はメキシコとグアテマラの国境から東に約400キロほど離れた町の海外に流れ着いた。

2023年にはベネズエラとハイチの移民少なくとも16人がオアハカ州内のバス事故で死亡している。

米国を目指す移民の多くが人身売買組織に数千ドルを支払い、陸路で北部の国境を目指す。当局は高速道路や幹線道路で検問を行うことが多い。

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