◎オリサバ山でこのような事故は珍しくなく、2015年以降、3人のミイラ化した遺体が見つかっている。
メキシコ最高峰のオリサバ山(Getty Images)

メキシコ最高峰のオリサバ山(標高5636m)で遭難事故があり、2人が死亡、1人が行方不明になっている。プエブラ州当局が21日、明らかにした。

救助隊は「山岳ガイドと登山グループが戻ってこない」という通報を20日遅くに受け、翌日現場に向かい、このガイドの遺体を発見した。

その後、ガイドと一緒に行動していた12人の登山グループの1人の死亡が確認された。

ガイドの遺体は約4600メートルの地点で見つかり、ヘリで搬送された。

州当局によると、一行は17日に登山を開始したものの、雪と強風に見舞われ、身動きが取れなくなり、その後、道に迷ったという。

12人のうち5人が自力で下山、4人が救助された。救助隊は残り1人の捜索を続けている。

オリサバ山でこのような事故は珍しくなく、2015年以降、3人のミイラ化した遺体が見つかっている。この3人は1959年の雪崩で遭難した登山者であった。

昨年8月にはメキシコ人登山家4人が下山中に滑落、死亡している。

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