メキシコ25年6月インフレ率緩和見通し=ロイター調査
国家統計局INEGIは9日に公式データを発表する予定だ。
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メキシコの先月の消費者物価指数(CPI)が低下したという見通しが高まっている。
ロイター通信は8日、アナリスト10人のデータを更新。25年6月のインフレ率の中央予想値は前年同月比4.31%増となり、5月の4.42%を下回ると予想した。
同国のインフレ率は4カ月連続で上昇している。
ロイターのアナリスト17人の中央予測値は4.31%。依然として中央銀行の目標値である2~4%を上回る水準となる見込みだ。
食品やエネルギーを除くコアインフレ率は昨年4月以来の水準となる4.22%と予想した。
月次ベースでは、インフレ率は0.27%上昇、コアインフレ率は0.38%上昇すると予測している。
国家統計局INEGIは9日に公式データを発表する予定だ。
中銀は先月末、市場の予想通り政策金利を0.5%引き下げ、8.0%に設定した。利下げは4会合連続であった。
中銀は年末のインフレ率予測を3.3%から3.7%に引き上げたが、26年第3四半期(7~9月)にはインフレ率が3%に収束するとの見通しを維持した。