◎メキシコの人身売買組織は移民をバスやトラックの荷台に押し込み、米国に送り込もうとする。
2021年7月10日/メキシコと米国の国境付近、亡命希望者たち(Getty-Images/AFP通信)

メキシコ移民局(INM)が首都メキシコシティ東部の高速道路近くの施設で移民491人を保護した。地元警察が5日、明らかにした。

それによると、警察とINM職員は4日遅くにこの施設を捜索し、ホンジュラス人485人とグアテマラ人6人を保護したという。

491人のうち277人が未成年者で、親戚や保護者と一緒に行動している者が多かった。同伴者のいない子供は52人であった。

人身売買組織はよく利用するルートの近くにこのような施設を準備し、移民を効率よく米国南部の国境に送り込んでいたものとみられる。

地元メディアによると、491人は移民局の施設に移されたという。

メキシコの人身売買組織は移民をバスやトラックの荷台に押し込み、米国に送り込もうとする。今回摘発された施設の詳細は明らかにされておらず、逮捕者が出たかどうかも不明である。

スポンサーリンク