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▽政策委員会は24年12月、全会一致で基準金利を10.00%に引き下げた。
メキシコ、首都メキシコシティ、中央銀行本店(ロイター通信)

メキシコ中央銀行が今週後半の金融政策決定会合で金利を0.5%引き下げ、9.5%にする可能性が高い。現地メディアが5日に報じた。

ロイター通信の調査では17人のエコノミストのうち14人が0.5%の利下げと予想。同行は昨年、0.25%の利下げを5回実施している。他の3人は0.25%と予想した。

政策委員会は24年12月、全会一致で基準金利を10.00%に引き下げた。

メキシコの1月前半のインフレ率はほぼ4年ぶりの低水準に鈍化した。

1月前半の2週間で年間消費者物価指数(CPI)は前期比3.69%増となり、21年初頭以来の低水準となった。

22年のインフレ率は8%を超え、20年ぶりの高水準となった。

今回の利下げ観測は24年第4四半期(10~12月)GDPが予想以上に縮小し、前四半期比0.6%減となったというデータによって後押しされた。

中銀が0.5%の利下げを決めれば、金利は22年9月以来の低水準となり、メキシコと米国の借入コスト差は縮小する。

中銀のヒース(Jonathan Heath)副総裁は先月、1月のインフレ率が4%を下回ると予想。さらなる利下げを示唆していた。

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