メキシコ25年6月インフレ率4.32%、市場の予想と一致
中銀のインフレ目標は3%±1ポイントである。
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メキシコの国家統計局INEGIが9日、先月の消費者物価指数(CPI)を公表した。
それによると、25年6月のインフレ率は前年同月比4.32%増、市場の予想とほぼ一致した。
インフレ率の上昇は多少緩和されたが、食品やエネルギーを除くコアインフレ率は上昇を続けた。これにより、中央銀行が利下げのペースを緩める可能性が高まった。
中銀のインフレ目標は3%±1ポイントである。
コアインフレ率は前年同月比4.24%増。5月の4.06%から加速し、昨年4月以来の水準に達した。
中銀は先月末、市場の予想通り政策金利を0.5%引き下げ、8.0%に設定した。利下げは4会合連続であった。
中銀は年末のインフレ率予測を3.3%から3.7%に引き上げたが、26年第3四半期(7~9月)には3%に収束するとの見通しを維持した。