◎アマゾンを含む米IT大手4社は他国でも似たような告発・訴訟に直面している。
米アマゾンの倉庫(Gonzalo Fuentes/ロイター通信)

メキシコの公正取引委員会である連邦経済競争委員会(COFECE)は14日、米小売り・IT大手アマゾン・ドットコムとメルカドリブレに対し、TVストリーミングサービスを停止し、そのアルゴリズムを明らかにするよう命じた。

それによると、両者はメキシコにおけるオンライン販売の85%を「支配」しているという。

COFECEはその市場支配力が「オンライン小売市場における競争を阻害している」と指摘した。

アマゾンを含む米IT大手4社は他国でも似たような告発・訴訟に直面している。

南米最大のオンライン小売業者であるメルカドリブレ(本社ウルグアイ)もアマゾンと同じ措置を命じられた。

COFECEはアマゾンがプライム会員権を購入するインセンティブとして、ストリーミングサービス「プライム・ビデオ」を宣伝することを禁止するなどの是正措置を示した。

またCOFECEはアマゾンに対し、同プラットフォームを利用する業者・個人が不当な扱いを受けないようにするため、そのアルゴリズムを開示するよう命じた。

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