メキシコ当局、盗まれた燃料1500万リットル押収 コアウイラ州
国営石油会社ぺメックス(PEMEX)は長年、メキシコ全土で違法なパイプライン接続による原油と精製製品の盗難に悩まされてきた。
.jpg)
メキシコ政府は7日、米南部テキサス州と国境を接する州で盗まれたディーゼル燃料、ガソリン、石油製品約400万ガロン(約1500万リットル)を押収したと発表した。
当局は先週末に燃料窃盗団を摘発し、32人を逮捕したと報告していた。
ハルフッシュ(Omar Garcia Harfuch)治安・市民保護相はX(旧ツイッター)に声明を投稿。北部コアウイラ州の米国境近くで燃料を積んだ貨物列車を確保し、ディーゼル燃料、ガソリン、石油製品約400万ガロンを押収したと明らかにした。
ハルフッシュ氏は燃料の起源や目的地、先週の逮捕との関連については言及しなかった。
国営石油会社ぺメックス(PEMEX)は長年、メキシコ全土で違法なパイプライン接続による原油と精製製品の盗難に悩まされてきた。
麻薬カルテルやギャングはディーゼル燃料を販売し、利益を上げているとみられる。
ペメックスは最近の報告書で、2019年から2024年までの間に燃料盗難で38億ドル(5550億円)の損失を被ったと明らかにしていた。
当局は5月末、南部タバスコ州で違法に貯蔵されていた燃料300万リットルを押収した。