◎火山爆発指数はレベル1(VEI=1)と推定されている。
2022年11月28日/エルサルバドル、サンミゲルのチャパラスティケ火山(Salvador Melendez/AP通信)

エルサルバドル当局は29日、首都サンサルバドルの東方140kmにあるサンミゲルのチャパラスティケ火山が噴火したことを受け、周辺住民に警戒を呼びかけた。

当局によると、火山の中央火口で小規模な爆発が確認され、噴煙が立ち上ったという。火山爆発指数はレベル1(VEI=1)と推定されている。

噴火は27日に始まり、火口周辺に噴煙が広がった。地元メディアによると、負傷者は確認されていない。

麓には小さな自治体が3つある。地元メディアは当局者の話を引用し、「3つの自治体に警戒態勢を強化するよう求めた」と報じている。

自治体はこの地域に避難所を26カ所準備し、火山活動の最新情報を発信する指令所も開設した。避難所には合わせて1万人以上が避難できるという。

当局は中央火口から6km以内(全方位)には立ち入らないよう求めている。

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