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▽キューバはパンデミック以来、史上最悪の経済・エネルギー危機に直面しており、計画停電が常態化。1日数時間は当たり前、長い時は8時間を超える。
2025年2月13日/キューバ、首都ハバナの通り(ロイター通信)

キューバ政府は14日、主要発電所の故障により送電網が機能しなくなり、全土で停電が発生したとして、学校を休校にし、必要不可欠な部門で働く労働者以外に自宅待機を命じた。

共産党によると、全国の火力発電所15基のうち、稼働しているのは6基のみ。燃料不足が原因とみられ、システムの老朽化も危機に拍車をかけているという。

キューバの発電所と送電網は老朽化し、稼働に苦慮している。さらに同盟国のベネズエラとロシア、メキシコからの石油輸入が減少した昨年、危機が拡大した。

昨年末のブラックアウトでは首都ハバナの中心部を除くほぼ全て地域で停電が発生。900万人以上が影響を受けたと推定されている。

ベネズエラ、ロシア、メキシコ産の石油輸入減少により、ボロボロの火力発電所に燃料が届かなくなり、操業停止に追い込まれている。

共産党は13日遅く、「必要不可欠な部門以外の労働を禁じる」と発表した。

また共産党は「必要不可欠なサービスは継続する」と強調したが、停電の復旧見通しには言及しなかった。

ハバナ中心部は停電の影響を受けにくいとされるが、今週は1日6~10時間ほど停電が報告された。

地方都市では1日最大20時間の停電が報告されている。

キューバはパンデミック以来、史上最悪の経済・エネルギー危機に直面しており、計画停電が常態化。1日数時間は当たり前、長い時は8時間を超える。

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