◎8人は今週逮捕され、軍事裁判所ではなく、同州の地方裁判所で起訴される見通し。
2022年9月26日/メキシコ、南西部ゲレロ州イグアラ市、2014年の学生教師失踪事件の捜査を求めるデモ(Marco Ugarte/AP通信)

メキシコ南西部ゲレロ州イグアラ市で2014年に発生した学生教師失踪事件に関与したとされる陸軍兵士8人が逮捕された。地元メディアが22日に報じた。

それによると、8人は今週逮捕され、軍事裁判所ではなく、同州の地方裁判所で起訴される見通し。

同州の検事総長はこの失踪事件に関与したとされる兵士16人を含む21人の逮捕状を取り消したとして非難を集めている。

今回逮捕された8人が以前の逮捕状が出ていた21人に含まれるかどうかは明らかにされていない。

逮捕された兵士8人は2014年9月26日、イグアラ市内のバスを止め、学生と教師を拉致し、地元の麻薬カルテルに引き渡したとされる。

地検と情報機関は失踪に陸軍が組織的に関与したとみているが、学生が標的になった理由は不明である。

市民に対する犯罪行為で起訴された兵士は民間の法廷で裁判を受けるが、軍の専用刑務所に収容することは可能である。

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