メキシコ25年5月インフレ率4.42%、中銀の目標値上回る
それによると、25年5月のインフレ率は前年比4.42%増、市場の予想と中央銀行の目標値を上回った。
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メキシコの国家統計局INEGIが9日、先月の消費者物価指数(CPI)を公表した。
それによると、25年5月のインフレ率は前年比4.42%増、市場の予想と中央銀行の目標値を上回った。4月は3.93%であった。
ロイター通信のアナリストは4.39%と予想していた。
中銀はインフレ率の目標値を2~4%に設定している。
中銀は先月の金融政策決定会合で政策金利を0.5%引き下げ、8.50%に設定。22年以降で最も低い水準となった。
次回の金融政策決定会合は6月26日に予定されている。
中銀は以前、インフレ環境が緩和サイクルの継続を可能にする見込みだと述べていた。
中銀は先月末の四半期レポートで、国内経済の鈍化とトランプ米政権の貿易政策による不確実性を理由に、今年と来年の経済成長見通しを大幅に引き下げた。
25年のGDP伸び率はプラス0.1%と予想。2月の0.6%から引き下げた。26年のGDP伸び率も半減させ、以前の1.8%から0.9%とした。