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▽戦闘は12日の夕方から13日未明にかけて続き、銃声と爆発音が街中に響き渡った。
2025年5月13日/アフリカ北部・リビア、首都トリポリ、陸軍の兵士(AP通信)

アフリカ北部・リビアの首都トリポリで民兵同士の衝突があり、少なくとも6人が死亡した。現地メディアが13日に報じた。

それによると、戦闘は12日の夕方から13日未明にかけて続き、銃声と爆発音が街中に響き渡った。

現場はトリポリ南部の地区。国連の承認を受けるドベイバ(Abdul Hamid Dbeibah)首相を支持する勢力と反対派が衝突したとみられる。

報道によると、親政府民兵SSAの司令官が12日に敵対する民兵に殺害されたことを受け、SSAが反撃したという。

AP通信は政府筋の話しとして、「SSAは報復として、ドベイバ氏に近い軍閥を支持する民兵の指揮官を殺害した」と報じている。

この攻撃後、敵対民兵はSSA事務所を襲撃し、銃撃戦になったとみられる。

敵対民兵は事務所を制圧し、SSAの戦闘員数十人を拘束したとされる。

地元の保健当局は声明で、「SSAの拠点がある南部地区近辺で少なくとも6人が死亡した」と述べた。それによると、多くの市民がこの戦闘の影響で非難を余儀なくされたという。

リビアは2011年の革命後、政治的な行き詰まりと争いにより東部と西部に分裂。2つの政府が発足した。混乱が収束する見通しは全く立っていない。

国連の承認を受けるドベイバ氏と対立する東部政府のバシャガ(Fathy Bashagha)首相はシルトに拠点を置き、2021年3月頃から権力闘争を続けている。

昨年8月にトリポリで発生した2つの武装民兵による銃撃戦では少なくとも9人が死亡、16人が負傷した。

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