◎9人は外出禁止令が出ている際に無許可のバーで売春婦と一緒にいたところを捕まったという。この時9人は地元の警察官に暴行を加えたとされる。
2022年7月26日/コンゴ民主共和国、東部の国連基地近く(Getty-Images/AFP通信)

国連は14日、性的搾取の疑いで拘束された国連コンゴ民主共和国安定化ミッション(MONUSCO)の要員9人を本国の南アフリカに送還すると発表した。

国連は声明で、「上級士官とPKO要員が関与したとされる性的搾取・暴行は深刻であるため、送還を決めた」と明らかにした。

それによると、上級士官は疑惑の調査を妨害するため、他のPKO要員を脅したとされる。国連は疑惑を認識していたとされる別の幹部2人も交代させる予定だ。

コンゴ東部では国際テロ組織アルカイダやイスラム国(ISIS)とつながりのある過激派など、120以上の武装勢力が活動している。

MONUSCOで活動する要因は約1万2000人。任務は民間人を保護し、コンゴ軍・警察と協力して過激派や武装集団を抑え、国家を維持することである。

国連によると、9人は外出禁止令が出ている際に無許可のバーで売春婦と一緒にいたところを捕まったという。この時9人は地元の警察官に暴行を加えたとされる。

国連は声明の中で、「南アフリカ当局はこの事件の調査に全面的に協力すると表明し、被害者への支援と国連が定めるPKOの基準を守ると約束した」と説明している。

国連PKO要員による性的虐待の告発は今に始まったことではない。被害者の多くが女性と子供である。

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