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▽ウガンダ軍はコンゴ政府との協定に基づき、2021年からコンゴ東部に部隊を展開している。
2025年3月14日/コンゴ民主共和国、北東部イトゥリ州、コンゴ軍を支援するウガンダ軍の部隊(Getty Images/AFP通信)

アフリカ中央部・ウガンダの軍隊が隣国コンゴ民主共和国の武装勢力「コンゴ開発協同組合(CODECO)」の戦闘員242人を殺害した。ウガンダ陸軍が22日、明らかにした。

それによると、CODECOは20日と21日にコンゴ北東部イトゥリ州にあるウガンダ軍駐屯地を攻撃、激しい銃撃戦に発展したという。

この結果、ウガンダ軍の兵士1人が死亡、4人が負傷した。

同軍の報道官は声明で、「駐屯地に攻撃を仕掛けてきたCODECOのテロリスト242人を殺害した」と述べた。

CODECOの報道官は22日未明、SNSへの投稿で軍の発表に反論。「我々は2人を失っただけで、ウガンダ軍の方が死者が多い」と主張した。

ロイター通信は情報筋の話しとして、「CODECOの戦闘員70人とウガンダ兵12人が死亡した」と伝えている。

CODECOは東部地域に拠点を置く宗教団体。コンゴで最も危険な武装勢力のひとつとされ、複数の大量虐殺に関与したと告発されている。

コンゴ東部では国際テロ組織アルカイダやイスラム国(ISIS)とつながりのある過激派など、120以上の武装勢力が活動。そのほとんどが土地や貴重な鉱物などを守るために戦っている。

ウガンダ軍はコンゴ政府との協定に基づき、2021年からコンゴ東部に部隊を展開している。

両軍はISIS系組織「民主同盟軍(ADF)」と戦争状態にあり、イトゥリ州とその周辺で対テロ作戦を行っている。

CODECOの報道官によると、イトゥリ州のウガンダ軍駐屯地近くで22日早朝に新たな戦闘が発生し、複数の死傷者が出ているとのこと。

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