◎ウガンダは1950年に制定された植民地時代の刑法により、同性の性行為(オーラルセックス含む)を禁じている。
ウガンダ、LGBTQプライドパレード(Getty Images)

ウガンダの著名なLGBTQ+(性的少数者)権利保護団体は6日、当局に活動を停止するよう命じられたと発表した。

セクシャル・マイノリティ・ウガンダ(SMU)は2004年に発足したウガンダ最大のLGBTQ支援団体である。

地元メディアによると、警察当局はLGBTQ+を違法活動家、SMUを「武装集団」と呼んでいるという。

SMUの代表は6日、ソーシャルメディアに声明を投稿し、当局から活動を停止するよう命じられたと報告した。

代表によると、当局は団体名と活動内容が不適切と通知したという。

SMUは以前にも同じ通知を受け提訴したが、訴えを退けられ、現在高等裁判所の判決を待っているところだ。

ウガンダは1950年に制定された植民地時代の刑法により、同性の性行為(オーラルセックス含む)を禁じている。この刑法はいわゆる「自然の摂理に反する」行為を犯罪とみなしている。

法律は男女に適用され、最高で無期懲役を科される可能性がある。

ムセベニ(Yoweri Kaguta Museveni)大統領は2009年、同性の性行為に死刑を適用する法案を起草したが、欧米諸国の猛反発を受け内容を修正。死刑適用は見送られた。

ウガンダのLGBTQ+コミュニティは差別と暴力にさらされている。

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