◎軍の報道官は声明で、「テロリストは6月1日の早朝に大臣の車を襲撃した」と述べた。
2021年6月1日/ウガンダ、首都カンパラ、カトゥンバ・ワマラ将軍が乗車していた車のリアガラス(ゲッティイメージズ/AFP通信)

現地メディアによると、ウガンダの工事・運輸大臣が乗車していた車が何者かに銃撃を受け、運転手と同乗していた大臣の娘が死亡したという。

軍の報道官は声明で、「テロリストは6月1日の早朝に大臣の車を襲撃した」と述べた。声明によると、車は首都カンパラ郊外の住宅街で襲撃を受け、大臣を務めるカトゥンバ・ワマラ将軍は腕を負傷したという。

AFP通信と英BBCは、「バイクに乗った男が車に向けて銃を撃った」という目撃者のコメントを引用した。

ウガンダを35年以上統治しているヨウェリ・カグタ・ムセベニ大統領は1日、「私たちは殺人者の手がかりを持っている」と述べ、事件に関与した男を「豚」と呼んだ。「私たちは豚を打ち負かします」

現地メディアによると、ワマラ将軍は病院で治療を受けているが、命に別状はないという。

ワマラ将軍はウガンダで最も尊敬されている政治家兼軍人のひとりと見なされている。

2021年6月1日/ウガンダ、首都カンパラの住宅街(ペイシェンス・アトゥハイレ/BBCニュース)

軍は暗殺計画に関連する可能性のある通話記録を調査していると述べたが、それ以上の情報は提供しなかった。

警察は声明で、「ナンバープレートを隠したバイクに乗った男4人が、ワマラ将軍の自宅から4kmほど離れた地点で車に向けて発砲した」と述べた。声明によると、将軍の娘のブレンダ・ナントゴ氏と運転手のカヨンド・ハルナ氏は即死で、将軍のボディガードは無事だったという。

将軍のボディガードは怪我をしなかったと伝えられているが、AFP通信は事実かどうかは分からないと報じた。

ウガンダの情勢は極めて不安定で、近年同様の襲撃事件が複数回発生している。ウガンダ警察の報道官は2017年に自宅の外で銃殺され、2018年には国会議員が同様の攻撃で死亡した。検察官やイスラム教のシャイフも殺害されている。

現地メディアによると、ワマラ将軍は1日遅くに声明を発表したという。「悪人たちは私を撃ったが、神は私に二度目のチャンスを与えた...」

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