◎爆発はブルキナファソ国境近くの集落で9日に発生した。
西アフリカ、トーゴ政府は11日、北部地域の集落で爆発があり、7人の死亡を確認したと報告した。
地元メディアによると、爆発はブルキナファソ国境近くの集落で9日に発生したという。
当局は詳細を明らかにしていないが、ブルキナファソ国境付近にはサハラ砂漠以南のサヘル地域に拠点を置くイスラム過激派組織の拠点があるため、不安が高まっている。
トーゴ政府は先月、北部地域にジハード組織が押し寄せてくる可能性があるとして、非常事態を宣言した。
政府は国境近くの村の爆発で7人が死亡、2人が負傷したと報告しているが、テロや攻撃とは明言していない。
政府は声明の中で、「当局は爆発の原因を調査中である」と述べている。
トーゴとブルキナファソの国境付近で5月に発生したテロ攻撃では、トーゴ軍の兵士8人が死亡した。
報道によると、トーゴ軍の主力部隊はサヘル地域で活動するアルカイダやイスラム国(ISIS)組織と戦うために北部地域に配備されている。
これらのジハード組織はブルキナファソ、マリ、ニジェール、チャドなどにも深刻な影響を与えている。
ブルキナファソ軍は先月、ジハード組織の暴力に対抗するため、北東部地域などに軍事境界線を設定し、民間人の立ち入りを禁じると発表した。
対テロ作戦対象地域は2つ設定され、1つは北部スム県のマリ国境に接する約2000㎢の範囲。もう1つはベナンと国境を接する1万1000㎢の範囲で、その大半は国立公園である。
対テロ作戦の詳細は明らかにされていないが、現地メディアは陸軍の兵士数千人が参加すると伝えている。