◎被告は横領した金をギャンブル、宝飾類の購入、海外旅行などに充てていた。
南アフリカの女性(Getty Images)

13年間に渡って2800万ドル(約40億円)を横領したとされる南アフリカの女に懲役50年が言い渡された。現地メディアが9日に報じた。

それによると、この女は北部ハウテン州のヘルスケア会社の元経理担当。詐欺・横領罪などで逮捕・起訴された。

被告は336件の詐欺に関与したことを認める一方、「亡き夫が横領を強要し、やらざるを得なかった」と主張。地裁はこの主張を退け、被告が単独で詐欺・横領を働いたと断じた。

検察によると、被告は横領した金をギャンブル、宝飾類の購入、海外旅行などに充てていたという。

検察は被告が一晩で26万3000ドルをカジノで使ったと指摘。さらに約160万ドルを海外旅行に宛て、ドバイを頻繁に訪れていたことも明らかにした。

被告は会社のアクセス権限を悪用し、多額の金を亡き夫の口座に送金していたようだ。

報道によると、被告は2017年に会社を辞め、翌年逮捕。今年初めにようやく罪を認めたという。

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