南アフリカの養鶏場で鳥インフル、国際獣疫事務局が発表
南アで鳥インフルが確認されたのは昨年9月以来。今年初である。
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南アフリカの2つの養鶏場でH5N1型鳥インフルエンザに感染した家禽が確認された。国際獣疫事務局(WOAH)が2日、明らかにした。
南アで鳥インフルが確認されたのは昨年9月以来。今年初である。
南アの鶏肉産業は23年の大流行で家禽の3分の1が殺処分された後、回復過程にある。
鳥インフルは主に野鳥が持ち込むものであり、そのフンや唾液に触れた家禽が感染し、広がる。
ヒトへの感染は稀。感染したニワトリなどを扱う際には徹底した防疫対策が求められる。
H5N1型は近年、牛、犬、猫、アシカ、ホッキョクグマに至るまで、多くの動物から検出されるようになった。ヒトからヒトへの感染は報告されていない。H5N1、H5N2、H5N6、H5N8などの型が世界各地で流行している。
H5N1は米国や世界最大の世界最大の鶏肉輸出国であるブラジルなどでも確認されている。
WOAHは南ア当局の声明を引用し、「2つの養鶏場で1150羽を殺処分し、感染拡大を防ぐ措置を講じている」と明らかにした。
それによると、ムプマランガ州の養鶏所で850羽、ヨハネスブルク近郊の養鶏所で300羽が処理されたという。