◎南アでトラが野放しになったのはこの数週間で2回目。
マレートラ(Getty Images)

南アフリカ当局は30日、ヨハネスブルグ東部の住宅街を自由気ままに散策していたトラを無事捕獲したと発表した。

地元メディアによると、トラを発見したのはオフィスビルの防犯カメラをチェックしていた警備員。29日早朝にカメラにトラが映ったため、警察に通報したという。

この警備員は同僚と一緒にトラが現れたエリアに突撃し、警察の捕獲活動にも参加した。

自治体はSNSなどで住民にトラが住宅街をさまよっていると通知。外出を控えるよう呼びかけた。

南アでトラが野放しになったのはこの数週間で2回目。

警察によると、トラはペットとみられる。飼い主は分かっていないようだ。

ヨハネスブルグでは2週間前にもペットのトラが脱走・捕獲され、安楽死処分となった。

この事件後、動物保護団体はトラの個人飼育を許可する南アの法律に疑問を投げかけた。地元の活動家もハウテン州がトラの飼育に特別なライセンスを求めないことに問題があると指摘している。

2週間前の事件では男性が襲われ重傷を負い、飼い犬2匹が犠牲になった。

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