◎事件は東ケープ州郊外の集落の同じ地区で27日夜に発生。女性15人と男性2人が死亡、1人が意識不明の重体で治療を受けていた。
2024年9月28日/南アフリカ、東ケープ州、銃撃事件が発生した現場(AP通信)

南アフリカ・東ケープ州で発生した2件の銃撃事件について、当局は9月30日、病院で治療を受けていた1人が亡くなったと明らかにした。これにより、死者数は18人となった。

事件は東ケープ州郊外の集落の同じ地区で27日夜に発生。女性15人と男性2人が死亡、1人が意識不明の重体で治療を受けていた。

現場は住宅地の同じ地区内にある2軒の民家。一方の家では女性12人と男性1人が死亡、もう1軒では女性3人と男性1人が殺害された。

いずれの事件も逮捕者は出ていない。

事件に何人の容疑者が関与しているかも分かっておらず、警察が捜査している。

ラマポーザ(Cyril Ramaphosa)大統領は30日、事件を改めて強く非難。「政府は捜査に必要なすべての資源を投入する」と約束し、犠牲者に哀悼の意を表した。

警察は女性4人、男性1人、生後2ヶ月の乳児が生還したと報告している。

南アフリカの人口は約6200万人。政府の統計によると、同国では今年上半期に1万2734件の殺人事件が発生。1日平均70件以上、その9割で銃器が使用されている。

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