◎その目的は「加盟国間の関税を撤廃して貿易を促進する」ことである。
ソマリアの難民キャンプ(World-Health-Organization)

ソマリアが24日、東アフリカ共同体(EAC)に加盟した。

EACはタンザニア北部アルーシャに本部を置き、ブルンジ、ケニア、ルワンダ、南スーダン、ウガンダ、コンゴ民主共和国、ソマリアの8カ国で構成されることになった。コンゴは昨年加盟した。

EACの議長は声明で「加盟条約に基づき、ソマリアの加盟を正式に承認した」と述べた。

ソマリアのモハムド(Hassan Sheikh Mohamud)大統領はフェイスブックに声明を投稿。EACの決定を称賛し、関係国に謝意を表明した。

またモハムド氏はEAC加盟について、「我が国の可能性を引き出す、未来への希望の光だ」と述べた。

EACは2000年に設立された。その目的は「加盟国間の関税を撤廃して貿易を促進する」ことである。2010年には共同市場を開設している。

ソマリアを除くEAC加盟国の面積は480万平方キロメートル、国内総生産は3050億ドル。

ソマリアの人口は約1700万人。アフリカ諸国で最も長い海岸線(3000km以上)を持ち、同国の加盟により、EACの市場規模は3億人超となった。

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