▽同鉱山の労働者は2024年12月にストライキを開始。その後、交渉のために一時中断後、3月上旬にストを再開していた。
.jpg)
アフリカ西部・シエラレオネでダイヤモンド鉱山を運営するコイドゥ・リミテッドが給与と労働条件をめぐる長期にわたる労働争議の結果、鉱山の操業を停止し、1000人を超える現地従業員のほぼ全員を解雇した。現地メディアが12日に報じた。
同鉱山の労働者は2024年12月にストライキを開始。その後、交渉のために一時中断後、3月上旬にストを再開していた。
同社はイスラエルの大富豪スタインメッツ(Beny Steinmetz)氏のBSGリソーシズによって設立された。
コイドゥ・リミテッド労働組合の書記長は12日、ロイター通信の取材に対し、「首都フリータウンにある本社で雇用されている労働者はごくわずかだ」と語った。
シエラレオネ政府は先週、1000人以上の従業員の解雇通知書のコピーをコイドゥ・リミテッドから受け取ったと明らかにしていた。
書記長によると、給与は現地通貨で支払われているものの、同社は2016年の為替レートを使用していたため、労働者は給与額の30%しか受け取っていなかったという。
また書記長は「鉱山のトイレや水道設備はほとんど整備されていなかった」と明らかにした。
コイドゥ・リミテッドはコメントを出していない。
ロイターによると、コイドゥ・リミテッドはこのストで1600万ドルを超える損失を被ったという。