▽被害者たちは西アフリカ出身で、騙されてコートジボワールに向かい、オンライン詐欺に加担させられていた。
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国際刑事警察機構(インターポール、ICPO)は22日、アフリカ西部・コートジボワールの人身売買組織を摘発し、33人を救出したと発表した。
それによると、被害者たちは西アフリカ出身で、騙されてコートジボワールに向かい、オンライン詐欺に加担させられていたという。
リクルート業者は被害者たちから1人当たり9000ドルを徴収し、西欧への亡命を支援するとウソをつき、コートジボワールでオンライン詐欺を強制したとされる。
インターポールによると、組織は高級レストランやホテルで写真を撮り、あたかもカナダにいるかのようにSNSに掲載することで、同じように海外での就職を約束して人を集め、オンライン詐欺を強制していた。
インターポールは声明で、「この人身売買組織に関連する最初の捜査は今年2月にコートジボワールとガーナ当局との共同作戦で行われた」と述べた。
この組織が最初に明るみに出たのは2人の被害者の父親がガーナ当局に通報したときだった。被害者たちはベナン、ブルキナファソ、トーゴ、ガーナの出身であった。
この種の詐欺は西アフリカで一般的になっており、2024年には300人以上が逮捕されるなど、この地域の警察は過去に大規模な家宅捜索を行っている。
インターポールはテロ対策、金融犯罪、児童ポルノ、サイバー犯罪、組織犯罪などの分野で、各国警察が相互に連絡を取り合い、容疑者や犯罪者を追跡できるように活動している。