◎救助隊は9日に4人、10日に11人の遺体を収容した。
2022年2月6日/ナイジェリア、ラゴスの潟湖(ラグーン)を進むボート(Getty Images/AFP通信)

ナイジェリア政府は11日、最大都市ラゴスの潟湖(ラグーン)につながる水路でボートが転覆し、15人が死亡したと発表した。

ナイジェリア国家危機管理庁(NEMA)によると、ボートは8日夜に転覆し、船頭1人と乗客15人が乗っていたという。

救助隊は9日に4人、10日に11人の遺体を収容した。乗客はライフジャケットを着用していなかったという。救助隊は最後の1人を探している。

ラゴス州緊急事態管理当局の報道官はAFP通信の取材に対し、「ボートは8日の午後7時45分に出航したが、夜間の運航に必要な手続きを怠った」と説明した。

報道官によると、ボートが転覆した理由は現時点では分からないという。

ラゴスはラグーンを取り囲むように広がるナイジェリアの経済の中心地である。

地元メディアによると、ラゴスや周辺地域の水路では特に雨期になるとボートの事故が増えるという。原因は過積載や整備不良がほとんど。

先週6日にはラゴス郊外の水路でボートが転覆し2人が死亡、15人が救助された。

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