▽ンダイトワ氏は与党SWAPOの支持を得て昨年11月の大統領選に出馬。野党IPCのイトゥラ氏を破り、同国初の女性大統領となった。
.jpg)
アフリカ南西部・ナミビアで21日、大統領就任式が行われ、ンダイトワ(Netumbo Nandi-Ndaitwah、72歳)新大統領が宣誓した。
ンダイトワ氏は演説で、失業率を改善し、農業部門への投資を促進し、資源中心の経済を多角化すると強調した。
ンダイトワ氏は前政権で副大統領を務め、ガインゴブ(Hage Geingob)前大統領の死後、大統領代行に就任した。
ンダイトワ氏は与党SWAPOの支持を得て昨年11月の大統領選に出馬。野党IPCのイトゥラ(Panduleni Itula)氏を破り、同国初の女性大統領となった。
ナミビアは近年、主に石油、天然ガス、グリーン水素への投資により、力強い経済成長を遂げてきた。しかし、世界銀行のデータによると、所得格差が深刻な社会問題となっているという。
ンダイトワ氏は演説の中で、「国内の食料需要を満たすため、農業部門への投資を増やすつもりだ」と語った。
またンダイトワ氏は国民が天然資源から最大限の利益を得ることを可能にするため、経済の多角化を推進すると誓った。
ナミビアの人口は約300万人。1990年にアパルトヘイト下の南アフリカから独立して以来、選挙で大統領を選出してきた。大統領の任期は5年。3選は禁じられている。