モロッコ25年第1四半期GDP成長率プラス4.8%=統計局

25年第1四半期(1~3月)の経済成長率(季節調整済み)は前年同期比4.8%増。市場の予想を上回った。
アフリカ北部・モロッコ、最大都市カサブランカ(Getty Images)

モロッコの国家統計局(HCP)が6月30日、最新の経済統計を公表した。

それによると、25年第1四半期(1~3月)の経済成長率(季節調整済み)は前年同期比4.8%増。市場の予想を上回った。

24年第4四半期(10~12月)の伸び率はプラス3.0%であった。

HCPは報告書の中で、「この成長は農業と工業の改善に支えられ、農業部門は4.6%、鉱業部門は4.5%増加した」と述べている。

また、国内需要が前年同期の4%から8%に増加、貿易のマイナスを相殺した。

中央銀行は25年の経済成長率をプラス4.6%、26年を4.4%と予測。24年の3.8%から上昇すると見込んでいる。

中銀は25年と26年ともに、リン酸塩と自動車の輸出拡大を背景に、経常収支赤字がGDPの約2%で安定すると予測している。

また中銀は外貨準備高について、25年に4070億ディルハム(約6兆4990億円)、26年には4237億ディルハム(約6兆7660億円)に達し、輸入需要の5.5ヶ月分を賄う十分な水準になると見込んでいる。

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