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▽ナイジェリア北部では西アフリカ最大のイスラム過激派「ボコ・ハラム」やその関連組織「イスラム国西アフリカ州(ISWAP)」など、数十の過激派や武装勢力が活動している。
2017年2月20日/ナイジェリア北部、イスラム過激派組織ボコ・ハラムの戦闘員(Getty Images/AFP通信)

アフリカ西部・ナイジェリア北東部ボルノ州でイスラム過激派とみられる武装勢力が陸軍基地を襲撃した。軍当局が12日、明らかにした。

それによると、武装勢力は数人の兵士を拉致し、弾薬を持ち去ったという。

ロイター通信は軍関係者の話しとして、「武装勢力はバイクや装甲車で郊外の基地を取り囲み、一斉攻撃を開始した」と報じた。

それによると、多くの兵士が基地から撤退。その後、別の基地で部隊を再編し、反撃を開始したという。

AP通信は情報筋の話しを引用し、「部隊は激しい銃撃戦の末、基地を奪還したが、多くの死傷者が出た」と伝えている。

軍は数人の兵士が死亡したことを確認。数人が武装勢力に拉致されたとみて、行方を追っている。

武装勢力側も多くの死者を出し、最終的には基地から撤退したとされる。

ナイジェリア北部では西アフリカ最大のイスラム過激派「ボコ・ハラム」やその関連組織「イスラム国西アフリカ州(ISWAP)」など、数十の過激派や武装勢力が活動している。

ボコ・ハラムは西アフリカで最も強力な過激派のひとつであり、その影響力は拡大し続け、隣国のニジェール、チャド、カメルーンでも猛威を振るっている。

ナイジェリア政府とボコ・ハラムは戦争状態にあり、10数年にわたる戦いで3万5000人以上が死亡、260万人以上が住居を失ったと推定されている。

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