◎墜落の原因は明らかになっておらず、ブラックボックスが回収されたかどうかも不明。
軍用機の墜落事故で亡くなったマラウイのチリマ(Saulos Chilima、51歳)副大統領の国葬が17日、首都リロングウェで執り行われた。
チリマ氏の遺体は出身地であるリロングウェ郊外の集落に埋葬された。
チリマ氏らを乗せた軍用機は11日、リロングウェの空港から北部の空港に向かう途中、山岳地帯に墜落した。これにより、チリマ氏を含む9人全員が死亡した。
チャクウェラ(Lazarus Chakwera)大統領は故人に哀悼の意を表し、専門家らで構成される調査委員会が事故原因を調査中であると述べた。
またチャクウェラ氏は救助隊による捜索が遅れたことを謝罪し、独立した調査で責任を明確にする必要があると強調した。
墜落の原因は明らかになっておらず、ブラックボックスが回収されたかどうかも不明。
管制官は悪天候と視界不良を理由に空港への着陸を試みないよう同機に伝え、リロングウェに引き返すよう求めていた。
その後、同機は管制室との連絡を絶ち、レーダーから姿を消した。
数百人の兵士、警察官、山岳警備隊が現場に投入され、墜落から約24時間後に機体の残骸を発見した。