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▽首都トリポリでは13日、ドベイバ氏を支持する勢力と反対派が衝突し、少なくとも8人が死亡。ここ数年で最も激しい戦闘に見舞われ、数百人が避難を余儀なくされた。
2025年5月16日/リビア、首都トリポリ、西部政府に抗議する集会(ロイター通信)

アフリカ北部・リビアのドベイバ(Abdul Hamid Dbeibah)首相は17日、首都トリポリに拠点を置く反政府民兵を排除する軍事作戦が進行中であると強調した。

ドベイバ氏は国民向けのテレビ演説で、「汚職や恐喝を続ける者は誰であろうと容赦しない。我々の目標はテロ民兵や汚職のないリビアを作ることだ」と語った。

トリポリでは13日、ドベイバ氏を支持する勢力と反対派が衝突し、少なくとも8人が死亡。ここ数年で最も激しい戦闘に見舞われ、数百人が避難を余儀なくされた。

リビアは2011年の革命後、政治的な行き詰まりと争いにより東部と西部に分裂。2つの政府が発足した。混乱が収束する見通しは全く立っていない。

ドベイバ氏はカダフィ(Muammar Gaddafi)大佐討伐後、国連の支援を受けることとなったが、21年後半に予定されていた総選挙を実施できず、国際社会を失望させた。

ドベイバ氏と対立する東部政府のバシャガ(Fathy Bashagha)首相はシルトに拠点を置き、21年3月頃から権力闘争を続けている。

ドベイバ政権は14日に停戦を宣言。反対派に武器を置くよう求めた。

民兵組織「安定支援機構(SSA)」はドベイバ氏と連帯する武装民兵にリーダーが殺害されたことを受け、反攻作戦を開始。トリポリ市内で激しい銃撃戦を繰り広げた。

この両組織はドベイバ政権の大統領評議会の管理下にある。

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