▽漏洩の原因は明らかになっておらず、NOCが調べている。
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アフリカ北部・リビアの西部ザウィヤにあるパイプラインで油漏れが発生し、油田が操業を停止した。国営石油公社(NOC)が24日、明らかにした。
ザウィヤは首都トリポリの西方約40キロに位置し、同国最大の製油所(日量12万バレル)がある。この製油所は日量30万バレルのシャララ油田とつながっている。
NOCは砂漠に流出した石油の写真を掲載した。同社は声明で、影響を受けたパイプラインを通る油田の操業を直ちに停止したと明らかにした。
漏洩の原因は明らかになっておらず、NOCが調べている。
リビアは2011年の革命後、政治的な行き詰まりと争いにより東部と西部に分裂。2つの政府が発足した。混乱が収束する見通しは立っていない。
国連の承認を受けるドベイバ(Abdul Hamid Dbeibah)首相と対立する東部政府のバシャガ(Fathy Bashagha)首相はシルトに拠点を置き、21年3月頃から権力闘争を続けている。