◎両国は貿易強化やビザの制限を緩和することなどで合意した。
2022年7月15日/ケニア、首都ナイロビの大統領府、ケニヤッタ大統領(右)とソマリアのモハムド大統領(Getty Images/AFP通信)

ソマリアとケニアの両首脳は15日、二国間関係を強化する協定に署名した。

モハムド(Hassan Sheikh Mohamud)大統領はケニアの首都ナイロビでケニヤッタ(Uhuru Kenyatta)大統領と会談し、二国間の貿易強化やビザの制限を緩和することなどで合意。協定に署名した。

また両国は記者会見後の共同声明で、カート(植物)の取引を直ちに再開すると発表した。

カートはアンフェタミンに似た覚醒作用があり、新芽の葉を噛むと高揚感を得られ、食欲を抑制する効果がある。ただし、その効果は非常に弱く、アルコールやコーヒーを飲み慣れている人にはほとんど効かない。

ケニアはカートの主要生産国であり、コロナウイルスが拡大する前まではソマリアと取引を行っていた。

ケニアはカートの輸出を再開する代わりに、ソマリアの魚介類を輸入・販売することに合意した。

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