◎国連安全保障理事会は今月初め、ハイチへのPKO派遣を全会一致で承認。ケニアが部隊を率い、米国は最大2億ドルを拠出すると約束した。
2022年11月8日/ハイチ、首都ポルトープランスの燃料ターミナル入り口(Odelyn Joseph/AP通信)

ケニアの高騰裁判所は24日、政府に他国への部隊派遣を一時的に停止する命令を延長した。

高裁は現在、中米ハイチへのPKO参加を違憲とする地方議員の意義申し立てを審理している。

国連安全保障理事会は今月初め、ハイチへのPKO派遣を全会一致で承認。ケニアが部隊を率い、米国は最大2億ドルを拠出すると約束した。

高裁は11月9日に判決を下すとしている。

高裁に異議を申し立てた議員はこう主張している。「政府はテロ攻撃や民族間紛争などに対処できていないにもかかわらず、他国に警察官を派遣しようとしている。これは国民の生命を脅かす行為であり、憲法違反である...」

米国とエクアドルが起草した国連安保理決議はハイチへのPKO派遣期間を1年間とし、9ヵ月後に見直しを行うとしている。

ケニア政府はハイチに同国の警察官約1000人を派遣することを閣議決定したが、国会はこの動議をまだ討議していない。

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