◎事件はソマリアと国境を接する地域で25日に発生した。
ソマリア、イスラム過激派組織アルシャバーブの戦闘員(Mohamed Sheikh Nor/AP通信)

ケニア南東部にある2つの集落が武装集団の攻撃を受け、市民少なくとも5人が殺害された。地元警察が25日に明らかにした。

それによると、事件はソマリアと国境を接する地域で25日に発生。イスラム過激派とみられる武装集団は集落を焼き払ったという。

殺害された5人のうち4人は喉を切り裂かれ、もう1人は銃で撃たれていた。

警察によると、この地域はソマリアに拠点を置くイスラム過激派組織アルシャバーブの攻撃を何度も受けてきたという。

アルシャバーブは国際テロ組織アルカイダとつながりのある過激派のひとつで、ソマリア南部と中部の大部分を支配し、首都モガディシオ近郊まで支配地域を拡大したとされる。

ケニアは2011年、ソマリアに初めて軍隊を派遣し、現在はアルシャバーブに対するアフリカ連合(AU)の軍事作戦を主導している。

ケニアの国家警察は先週、北東部で民間人4人が殺害された事件について、アルシャバーブの犯行と明らかにした。6月14日にはアルシャバーブが道路に設置した即席爆発装置(IED)が爆発し、警察官8人が死亡している。

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