◎2021年9月のクーデターで政権を奪取したドゥンブヤ大佐は2025年初頭までに民主的な選挙を行うと約束している。
ギニア、首都コナクリ、ドゥンブヤ大佐(Getty Images/AFP通信)

ギニア軍の最高指導者であるドゥンブヤ(Mamady Doumbouya)大佐が説明なく軍政を解散し、新軍政を立ち上げると発表した。

大統領府の報道官は声明で、「新政権が樹立されるまで、副長官が業務を引き継ぐ予定だ」と述べた。

2021年9月のクーデターで政権を奪取したドゥンブヤ氏は2025年初頭までに民主的な選挙を行うと約束している。

国営テレビによると、軍政の閣僚は速やかに公用車とパスポートを返却するよう命じられたという。

さらに閣僚の銀行口座は凍結されたと伝えられている。

ボディガードを含む関係職員は業務を維持するとみられる。

ドゥンブヤ氏は3年前、「ギニアがさらなる混乱に陥るのを防ぐ」と主張し、コンデ(Alpha Conde)大統領を追放した。

しかし、軍政発足後も国の経済状況は改善せず、多くの国民が不満を募らせている。

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