ギニアのボーキサイト輸出量36%増、9980万トンに 25年上半期
ボーキサイトは自動車や食品産業に不可欠なアルミニウムの原料である。
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アフリカ西部・ギニアのボーキサイト輸出量が2025年上半期に36%増加し、過去最高の9980万トンを記録した。軍事政権が4日、明らかにした。
ボーキサイトは自動車や食品産業に不可欠なアルミニウムの原料である。
ギニアのボーキサイト埋蔵量は世界最大で、70億トン以上と推定されている。また、生産量も世界トップクラスで、中国は国内で消費するボーキサイトの半分をギニアから輸入している。
当局によると、25年上半期のボーキサイト輸出量は前年同期の7340万トンから36%増加し、9980万トンに達したという。
この生産の60%以上を中国系企業が占めている。
中国のアルミニウム生産量はインフラ投資の増加と製造業の回復により、25年1月から5月までの期間に4.0%増加し、1859万トンに達した。
中国は輸送、包装、建設などに使用されるアルミニウムの世界生産量の60%を占めている。
ギニアの中国向けボーキサイト輸出の急増は中国系企業が所有する鉱山の開発が急速に進んでいることを示している。
ギニアはボーキサイトを含む豊富な天然資源(鉄、金、ダイヤモンドなど)をうまく活用できていないと長年指摘されてきた。
軍政は過去数カ月で数百件の採掘許可を取り消している。