◎国民ID(証明書)とリンクしていないSIMカードはネットに接続できなくなる。Wi-Fiは未登録でも利用可能。
ガーナ、自撮りする女性たち(Getty Images)

ガーナ政府は17日、個人情報が登録されていない未登録のSIMカードのモバイルインターネット接続を11月1日から禁じると発表した。

通信省によると、国民ID(証明書)とリンクしていないSIMカードはネットに接続できなくなるという。

同省は声明で、「SIMカードの所有者はそれを国民IDとリンクさせ、インターネットプロバイダで必要な登録を行い、成体認証手続きを行う必要がある」と説明している。

これはガーナに居住する全ての人に適用される。Wi-Fiは未登録でも利用可能。

通信省は未登録のSIMカードを所有している個人に国民IDへの登録を促し、必要な手続きを行っていないカードは11月1日から使えなくなると警告した。

同省によると、全国で使用されているSIMカードは10月初めの時点で2895万9006枚。ガーナの人口は約3100万人。このうち個人情報登録済みのカードは1893万664枚だという。

通信省は今年7月、ガーナ人およびガーナに居住する外国人に国民IDとSIMカードをリンクさせ、登録プロセスを完了してもらう期間を2カ月延長していた。

政府は個人情報の登録について、「ユーザーを詐欺から守り、デジタルセキュリティを確保することが目的である」と説明している。

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