◎南部の町ボゴソの近くで産業用爆薬を積んだ車両が爆発し、数十人が負傷した。
2022年1月20日/ガーナ、南部の町ボゴソとボーディを結ぶ道路(Getty Images/AFP通信/PAメディア)

1月20日、ガーナの警察によると、南部の町ボゴソの近くで産業用爆薬を積んだ車両が爆発し、数十人が負傷したという。

警察は声明の中で、「ボゴソとボーディ(村)の間で大爆発が発生した」と述べた。AP通信によると、産業用爆薬を積んだ車両は爆発前にオートバイと接触事故を起こしていたという。

地元メディアはソーシャルメディアで動画と写真を共有した。動画には破壊された建物、助けを求める人々、黒煙、爆発の衝撃でできたと思われるクレーターなどが映っていた。

警察は死傷者の数を明らかにしていないが、地元メディアによると、数十人が巻き込まれた可能性が高く、爆発地点の近くには犠牲者の遺体や肉片が散乱していたという。

警察は声明の中で、車両は南部の町タルタワからチラノ金鉱に採掘用の爆薬を運んでいる途中、事故を起こしたと述べた。

地元メディアによると、警察は爆発現場近くの住民に避難を呼びかけ、事故現場に近づかないよう警告したという。しかし、現場には野次馬が殺到し、大騒ぎになった。

警察は近隣の自治体に負傷者や避難してきた人々を保護する施設を提供するよう促した。報道によると、近隣の自治体は教会や学校を避難所として利用する予定だという。

ナナ・アクフォ=アド大統領は犠牲者に哀悼の意を表したうえで、「軍に警察と消防の活動を支援するよう命じた」とツイートした。

またアクフォ=アド大統領は関係機関に調査を命じ、被害を受けた地域の住民に支援を提供するための取り組みを進めていると強調した。「私は政府を代表して、故人とその家族に深い哀悼の意を表します。負傷者の回復を願うと同時に、当局は必要な支援を速やかに提供します...」

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