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▽食料品の高騰は落ち着きつつあるものの、それでも中央銀行の目標値である8%をはるかに上回っている。
アフリカ西部・ガーナ、首都アクラの市場(ロイター通信)

アフリカ西部・ガーナの統計局が7日、先月の消費者物価指数(CPI)を公表した。

それによると、25年4月のインフレ率は前年同月比21.2%増、4カ月連続で鈍化した。3月は22.4%増であった。

大統領府の報道官は記者会見で、「統計局のデータは食品と非食品両方の価格が落ち着いてきたことを示している」と語った。

また報道官は「食品の価格上昇がインフレの要因であることに変わりはない」と述べた。

食料品の高騰は落ち着きつつあるものの、それでも中央銀行の目標値である8%をはるかに上回っている。

中銀のアシアマ(Johnson Asiama)総裁は3月、「インフレは緩和されつつあるが、依然として不快なほど高く、進展は鈍い」と警告。厳しい金融スタンスを維持すると強調した。

またアシアマ氏は5月の金融政策決定会合までにインフレの影響を再評価すると強調した。

中銀は3月の会合で政策金利を1ポイント引き上げ、28%に設定した。

マハマ(John Mahama)大統領は2月の議会演説で、「大幅な歳出削減により、インフレ率を年末までに11%程度まで下げることができると考えている」と述べていた。

ガーナは22年に債務不履行(デフォルト)に陥り、痛みを伴う債務再編を余儀なくされた。

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