◎上半期に検査を受けた94万8094人のうち約2%が陽性と診断された。
エイズ(AIDS/後天性免疫不全症候群)検査のサンプル(Getty Images)

ガーナ政府によると、今年上半期(1月~6月)のエイズ(AIDS/後天性免疫不全症候群)検査陽性者は2万3495人だったという。

国営紙は政府のエイズ対策プログラム責任者の話を引用し、「同期間中に検査を受けた94万8094人のうち約2%が陽性と診断された」と伝えている。

また責任者は陽性者の数が多すぎると警鐘を鳴らし、国民にエイズが身近に存在することを認識させ、教育を強化する必要があると呼びかけた。

国営紙によると、陽性診断を受けた2万4395人の大半が治療を受けているという。

エイズ対策プログラムの報道官は22日、「自己満足と無知がエイズを拡散し、政府の意識改革を促す取り組みもうまく進んでいない」と述べた。

また報道官は「一部の若者はエイズの存在すら知らず、エイズは滅びたと思っている人もいる」と語った。「一部の地域ではエイズよりコロナウイルスやマールブルグ病の方が怖いという情報が拡散していました...」

政府のデータによると、国内のエイズ陽性者の推定数は2021年12月時点で約35万人。エイズ対策プログラムで管理できている患者はその7割の約25万人に過ぎないという。

同プログラムが管理している患者の約24万5000人が治療を継続している。

エイズ対策プログラムによると、男性と性行為をする男性と女性のセックスワーカーの陽性率が特に高いという。

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