◎ナイジェリアはアフリカ大陸で最も人口の多い国であり、ジェンダーに基づく暴力に悩まされている。
2022年11月25日/ナイジェリア、ラゴス、ジェンダー暴力に反対するイベント(Voice of Nigeria)

ナイジェリアの最大都市ラゴスで25日、ジェンダーに基づく暴力に反対する国連のキャンペーンが始まり、各地で様々なイベントや集会が行われた。

報道によると、市内のシアターで行われた舞台演劇のキャストは全員女性で、数千人が来場したという。

このキャンペーンは「女性に対する暴力撤廃の国際デー」に合わせて始まり、12月10日の「国際人権デー」まで続く。

ラゴスの舞台に参加した作家はAP通信の取材に対し、「演劇は人と人をつなぐ素晴らしい手段であり、暴力の根絶に役立つと確信している」と語った。

この舞台の監督はブロードウェイで観た「フォー・カラード・ガールズ(For Colored Girls)」という舞台からインスピレーションを得たという。

舞台に出演した俳優のひとりはSNSに、「与えられた責任を果たす、という使命感に駆られる」と投稿している。

ナイジェリアはアフリカ大陸で最も人口の多い国であり、ジェンダーに基づく暴力に悩まされている。

人口の大多数を占めるイスラム教(50%)とキリスト教(40%)の保守派は同性愛に反対しているが、専門家によると、若い世代ほどそれを受け入れる傾向が強いという。

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