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▽有権者の数は2万8000人以上の海外有権者を含む約92万人。3000以上の投票所が開設された。
2025年4月12日/ガボン、首都リーブルビルの投票所(AP通信)

アフリカ中部・ガボンで12日、大統領選挙が行われた。暫定結果は12日夜か13日中に発表されるとみられる。

ガボンの人口は約230万人。23年の軍事クーデターでオンディンバ(Ali Bongo Ondimba)大統領が追放されて以来、ヌゲマ(Brice Oligui Nguema)将軍が暫定政権を率いている。

同国は昨年11月に新憲法の是非を問う国民投票を実施、有権者の9割が賛成に投じた。

議会は2月、新しい公職選挙法を採択した。

これにより、国内のすべての選挙において軍人が立候補することが可能になった。

世論調査は行われていないが、多くのアナリストがヌゲマ氏の圧勝と予想している。憲法裁判所は先月末、ヌゲマ氏を含む8人の立候補を許可した。

投票は現地時間の午後6時に締め切られたとみられる。当局からの公式発表はなかった。

有権者の数は2万8000人以上の海外有権者を含む約92万人。3000以上の投票所が開設された。

ヌゲマ氏は50歳。国軍のトップであり、2年前にオンディンバ政権を打倒した。

オンディンバ氏は1967年から同国を統治してきた父親の死去を受け、2009年に大統領に就任。一族の支配は半世紀以上にわたって続いた。

多くの国民がクーデターを歓迎。大統領選を含む総選挙は25年8月に行われる予定であったが、4月12日に前倒しされた。

大統領の任期は7年、3選不可である。

ヌゲマ氏は首都リーブルビルで投票した後、記者団に対し、「公正な選挙を行えたことを誇りに思う」と語った。

オンディンバ氏はクーデター後、自宅軟禁されたが、健康上の懸念から1週間後に解放された。

オンディンバ氏の妻と息子は勾留され、汚職と公金横領の罪で起訴された。オンディンバ氏自身は起訴されなかった。

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